交感神経が呼吸を促進するのはなぜか

人は呼吸をする時、通常は1分間に12~20回の呼吸をしていると言われています。

 

これが交感神経優位の状態では自然に早くなり、一気に増加することがわかっています。

 

運動をした時に呼吸が速くなることは多くの人が知っていますが、これは体がより多くの筋肉を速く動かすために、活動エネルギーを必要とするからです。

 

呼吸は酸素を取り入れ、それを使って体内のブドウ糖などをエネルギーに変える原動力となっています。

 

同じように、イライラしている時や不安な時などは交感神経が優位になり、運動時と同じような反応が体内で起こるため、呼吸が速くなるのです。

 

反対に、ゆっくりした深い呼吸は、副交感神経が優位な時に起こります。

 

寝ている時などに行っている腹式呼吸を意識的に行うことで、交感神経優位の状態を緩和することができるのです。