交感神経は人を緊張させ、副交感神経は人をリラックスさせます。
呼吸する時に使われる気管支が拡張するのは、交感神経が優位な時です。
反対に副交感神経が強く働くと気道は狭くなり、夜間休んでいる時に喘息発作などが増える一因にもなっています。
交感神経は活動を支える神経系ですので、たくさん呼吸して酸素を取り込めるよう気管支を拡張させますが、副交感神経は気道の周りの筋肉を収縮させ、気管支を細くするのです。
普段、なんとなく呼吸がしにくいと感じると、交感神経の暴走を考える方もいらっしゃるでしょう。
でも場合によっては副交感神経が影響していることもあり、どちらが優位になっているか一概に言えるものではありません。
いずれにしても、自律神経系のバランスが崩れている場合、呼吸になんらかの影響が現れることは多くあります。