交感神経が過敏になる症状はいくつかありますが、いずれにしても交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経の失調が起こっている状態です。
中でも「過覚醒(かかくせい)」というのは交感神経が過敏になっている状態で、さまざま不調があらゆるところに現れます。
交感神経が過敏だと寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなって少しの音でも目が覚めてしまったりするため、不眠症状が問題になる場合も少なくありません。
睡眠の質が落ちることでさらに敏感になり、些細なことで気が休まらない状態が長く続いてしまうと、心身が疲労し、さまざまな不調が現れることになるでしょう。
交感神経の優位な状況では、頭痛や肩こり、口の渇きなどが起こりやすくなり、動機や感覚過敏(音や刺激など)が起こりやすくなります。
不調を感じたら、なるべく症状が軽い段階で適切な対策を行い、早く自律神経を整えることが大切です。