自律神経の乱れが体温のコントロールを難しくする?

体温は体の中の自律神経によって、気温の変化に対応しながら調節しています。

 

気温が高い夏に汗をかくという現象は、まさに自律神経が気温に反応して汗腺を刺激するからこそ起きます。

 

そして、この汗をかくことで体温を下げてうまく体温を調整しているのです。

 

冬になると風邪でもないのに悪寒がしてしまうという症状が現れる方がいらっしゃいます。

 

実はこれも自律神経失調症の一つだと言われているのです。

 

交感神経が活性化すると血管の収縮時間が長くなるため、体の血流が低下し、手足の末端に血液が行き届かなくなってしまいます。

 

血流が悪い状況が継続していくと内臓の温度も下がってしまう一方であるため、体がだんだん冷えてきてうまく体温を上げることができず悪寒のような症状が出ることがあります。

 

特に女性に起こりやすい症状ですので、血流をよくするために冷えを直すことが重要です。

 

カイロなどを使って暖めたり、靴下を履いたり、温かい紅茶を飲んで体を芯から温めるようにしていくと悪寒の症状もおさまることでしょう。