交感神経の節後線維について

交感神経の節後線維とは何を指すのでしょうか。

 

体の中では脳と筋肉が自律神経の交感神経と副交感神経でつながれていますが、具体的な仕組みでいえば、脳から伸びる神経と自律神経がシナプスという組織でつながっています。

 

脳から伸びる神経と自律神経の境に位置するシナプスのことを神経節と呼びます。

 

交感神経を通じて興奮が脳から伝えられる際に、神経節より後の交感神経にあたる部分を節後神経と呼ぶのです。

 

節後神経からはノルアドレナリンが分泌されます。

 

ノルアドレナリンは興奮ややる気、集中力に関わる情報伝達物質です。

 

適量が分泌されれば、モチベーションが高まり、意欲的に活動することができ、判断力も高まります。

 

一方、過剰に分泌されるとイライラすることや動機や息切れなどが起こります。

 

不足すれば、無気力状態になってしまうため、適切な分泌が促されるよう、自律神経を整えることが大切です。